子供の知力を伸ばす300の知恵

紹介していただいた本です。全体の9割ほどやさしく、1割ほどは厳しめな発言があったので、あえて厳しめな内容を以下抜粋しました。以下の内容は厳しめですが、厳しいことばかり書いてある本ではなく、いいことたくさん書いてある本なので、お暇な人はぜひ。

「子供の知力を伸ばす300の知恵」

時期がくればいいという育て方は間違い。時期がくれば、子供は自然に興味を持って覚えるようになるという考え方は、今までの古い教育観で、この考えで育てると、大切な時期を失って子供の高い資質を失わせるのです。親が上手に子供の興味を導き出してやらなくてはいけないのです。親にやる気がなければ、子供もやる気のないままに育ってしまいます。毎日少しずつでもやると集中力、理解力が育ち、長居時間とりくめるようになる。一日休んでも、それは育ちません。1日休むと2日に戻り、2日休むと4日戻り元に戻る。短い時間でいいので、一日も休まず続けましょう。
学校に入るまで教えてはいけないという教育では伸びない。天才的業績を残したほとんどの人たちがすぐれた教育を受けて育っている。子供をただ遊ばせ、親がぼんやりと待っていて育ったのではない。勉強のことばかりにならないように、子供の心を大事に育ててください。子供の心を上手に読んで、楽しく取り組むことを心がける。社会に貢献した人たちはみな幼児期にすばらしい教育をうけています。

下の子が生まれたら上の子を立てる。下の子を中心にすると、上の子は心の安定を失ってしまい、赤ちゃん返りをし、おもらしをしたりするようになります。勉強も上の子中心。上の子がよい刺激になり下の子も勉強する。

習い事のハードなトレーニングも時には必要だが、しからず、ストレスがかからないように。子供を頑張らせることは大切。先生は厳しいくらいがちょうどよい。習い事をすることには厳しさが大切ということを身をもって学ぶ。

幼稚園に入るメリットは、協調性、指導性が身に付く。デメリットは、幼稚園が遊ばせるだけの保育をしている時、遊びくせがつき、学ぶ習慣が身に付かない。子供を幼稚園に入れずに、近所の子供と遊ばせても社会性は育つ。しっかり家庭で子育てをしておられる場合は、幼稚園は必要ないかもしれません。創造性を育てると称して、ただのびのび遊ばせることが中心になっている園はさけてください。

子どもの知力を伸ばす300の知恵 (PHP文庫)