爆買いの背後にあるもの共働きの消費力
中国人のお金持ちが日本でブランド品を買いあさっているというのは勘違いで、お金持ちではなく、普通の一般家庭の人でもそれができているようです。
「爆買いの背後にあるもの共働きの消費力」
中国人の案内旅行をした。一日で100万円をブランド品を買い、それを入れるスーツケースも買った。その中国人はお金持ちなのと聞くと、小学生の子供がいる普通の地方大学の職員であり、共働きして貯めた自分の貯金を使って日本に来て買い物をしている。普通の共働きをしている中国人である。
昔のバブル時代の日本でも海外にいってブランド品を買いあさるニュースが報道されていたことが思いだされる。昔は、未婚の大部分の人が正社員であり、ボーナスが50万100万と出ていた時代。親と同居していれば、働いたお金をすべて自分のために使うことができた。そのため海外に出て高額商品を買うことができた。
日本のバブルと違うのは、中国人は共働きが当たり前であり、給料に占める小遣いの割合が高い。日本では5-10%ぐらいだが、中国では給料の30%ほどお小遣いを使う。
日本でもフルタイムで共働きをする夫婦の消費額は多く、専業主婦の家庭などより1.5倍の消費をする。しかし、夫が正社員で妻がフルタイムではなくパートタイムなどでは消費は少ない。
では、なぜ日本では消費がふえないのかというと、フルタイムで共働き働く家庭が少なくなって来ている。妻が正社員ではなく、パートタイムの仕事が増えてしまったからである。既婚女性の職場環境が進んだといっても、出産などで一度退職して正社員に復帰できていない。さらに、もともと正社員ではない女性が増えているからである。昔はほとんどの女性が未婚でも正社員であったが、今はもともと正社員になれていない。女性が正社員で働ける環境作りが必要。
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