アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書

希少性ですが、「使用価値において勝る水のほうが、交換価値においては金、銀より低価格となることが問題となる。これは希少性との関係で、水が豊富であること」だそうです。キャビア、松茸とかでも取れる数が少ないので高価格なのであって、美味しいかどうかはまた別ってことですね。高級車やブランド品は、企業側が希少性を維持しようとしていますね。

アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書
今のアメリカでは「若いうちから貯蓄しなさい」という貯蓄を重視する流れが強まっています。今の日本の多くの識者が、「貯蓄」から「投資」へとうったえかけているのとはまったく逆の動きなのが、興味深いところです。

もし、全人類がお金持ちになったらどうなるのかを考えてみましょう。裕福になれば、ほとんどの人が今ほど働かなくなるのではないでしょうか。今まで手が出なかった高級品を手当たり次第に買い出すでしょう。ところが、こうした状態が続くと、ある日すべての商品が大幅に値上がりしたかと思うと、どこに行っても売り切れで、何も手に入らなくなってしまいます。これを経済学では「希少性」といいます。人間の欲求は無限ですが、資源は有限なので、「すべての」人々の欲求を「完全に」満たすことは物理的に不可能であるということです。誰かが裕福になるためには、別の誰かがその分働く必要があるのです。

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