結婚学

離婚されて、再婚された島田さん。大学、民間企業、官公庁でも講演も行っています。結婚、離婚、不倫に関して、江戸時代からの現代への変化、海外での考え方など、タイトル通りの「結婚学」といった学術的な内容のものも多かったです。島田さんの「恋愛力を高めるという新しいビジネスが生まれてきた」というのは当たっている気がします。恋愛心理学、結婚幸福論、不倫などに関する本やTVもたしかに昔と比べて、多くなってきたのではないでしょうか。

結婚学
日本では現在、男女が恋愛をして結婚することが当たり前になっています。また、愛がなくなったときには配偶者と離婚することもできます。しかし、世界の後進国、アフリカやアマゾン、東南アジアの国々ではいまだに、恋に落ちた相手と自分の意志で結婚や離婚をすることができない多くの女性達がいるのです。世界人口六十五億の中からたった一人の男性とめぐり逢い、愛し合って自分の意志で結婚でき、さらに離婚も自由にできることがどんなに幸せか、改めて考える事も大事です。

不倫は夫の屈辱と祖先に対する冒とくという印象が強かったので、日本では江戸時代に武士の世界で、妻の不倫についての厳しい決まりがありました。妻が他の男性と通じている事がわかった場合は、夫が二人とも殺しても罪に問われなかったのです。武士は身分の恥として、プライドを傷つかられたことへの屈辱感が強かったのでしょう。しかし、江戸の町の町民たちは不倫をお金で片付けました。

一目惚れ現象は、動物学的には遺伝子を世代に残すという目的のために大きな意味を持っているのです。概して一目惚れ体質の男性は、これを繰り返す傾向が見られる事も事実です。女性の場合は、恋愛中毒の病気のようにいつも誰かを好きでいないといられないタイプに見られ、ひと目惚れを繰り返しています。

将来は脳の化学物質を操作して、いつまでも愛が続く事が可能になる時代がくるかもしれません。そのとき、人類は相手を思いやったり、努力をしたりしない生き物になってしまいそうです。

離婚を切り出した男性の理由は、「整理整頓をもっと上手にしてほしい」。なんでも捨てないでとっておく、家の中でもいつも探し物をして時間を無駄にする、だらしない。妻が夫に望むことは、「身の回りのことは自分でしてほしい」

携帯電話は、いつの間にか人間の弱さや哀しさをあぶり出してしまう道具となっていました。

女性がフルタイムで働くことによって一番恩恵を受けているのは夫なのです。いざとなったら髪結いの亭主も夢ではないのです。

有名な女優さんを客員教授として迎え、恋愛論を講義する大学まで現れました。アメリカでも日本でも、「恋愛力を高める」という新しいビジネスが生まれてきたようです。

「楽しく生きる三箇条」一つ目は、「お食事や遊びのお誘いを受けたら断らないこと」これは何でも面倒にならずに積極的に生きるということです。二つ目は、「自宅に人を招きなさい」。これは家の中をいつもきちんとしておくこと、お料理を作ってもてなすことの薦めです。三つ目は、「いつも誰かに恋をしていること」。それは相手に告げる必要はなく、心に秘めていることだそうです。

結婚学 - あなたの結婚をもっと幸せにする5つの教養