天才!成功する人々の法則

今日の子供のサッカー教室ででた話ですが、以下の本です。私も6月生まれなので、たしかに運動能力に関しては、優位性があった気がします。アメリカは9月、カナダは1月から学校がはじまるので、その時期に生まれた子は、優位性があると他の本にも書かれてました。

「天才!成功する人々の法則」

筆者は「わずかなアドバンテージが将来を左右する」と主張しています。例えば、日本のプロ野球には4月〜6月生まれの選手が多いのですが、これは選手育成の世代を4月で区分しているからです。つまり、その年に早く生まれた子ども(少しでも成長している子ども)ほど機会に恵まれるということです。才能があったかもしれない3月生まれの野球好きの少年が、体が小さいという理由でレギュラーになれず、野球を諦めてしまうかもしれません。たかが「生まれが少々早かった」という小さな優位性が、その後のレギュラー経験から得られるものや人よりも多い練習量などの新しいアドバンテージを生み、そしてそこに乗り遅れた人は成功から漏れてしまう可能性があるということです。

成功している人は特別な機会を与えられる可能性がもっとも高く、さらに成功する。金持ちがもっとも減税の恩恵を受ける。できのいい生徒はほどよい教育をうけ、練習する機会が与えられる。子供の生まれた時期が学期初めの子が、成績も運動能力もよくなる。

世界レベルの技術に達するにはどんな分野でも一万時間の練習が必要であることが調査からわかった。欧米の子供はセブンティーンとトゥエンティーエイという言葉を数字に変換してしなければならない。そのため欧米では小学3年せいぐらいで嫌いになる。アジアの子供は質問がそのまま等式になる。アジアの数字体系は明快です。数字に強いということは、一方で集団の文化に基づく。アジア人の忍耐強さが数学の強さであり、数学の能力を備えもっていたからではない。祖先から受け継いだ伝統や態度が、優位点と同じ役割を果たす。文化的な遺産は強い影響を及ぼす。

成功した一部の人々は、当時うまくいっていた人々の仲間に加われなかった、あるいは加えられなかったからこそ、成功できた。時代環境が変わる中で、既存の権益がない人間ほど、リスクをとることができたからだ。 

天才! 成功する人々の法則