禁じられた恋ほど燃える

携帯ドーパミンは気おつけないとだめですね。携帯を見たり、遊んでしまう時は、ドラッグをやってると思いましょう。人にプレゼントを買うと自分にも買いたくなるというのは分かる気がしますねー。他の節約本にも気おつけましょーって書いてありました。夜も無駄に起きていないで、睡眠時間を増やすためにテレビ、携帯、Facebookなど「やらない力」をつけたいところです。

スタンフォードの自分を変える教室オーディオブックで聞いてみる

出世も勉強も寿命も意思力が決める。学業で成功するかは、知力よりも意志力。結婚がうまくいくかどうかは、思いやりよりも意志力。

人が刺激をやめられない。ねずみの実験でも電気ショックを受けるとねずみは自ら電気ショックをうけにいく。気持ちがいいとやめられなくなる。ドーパミンは幸福感をもたらせない。携帯ドーパミン装置が生活を埋め尽くしている。テクノロジーほど脳に依存症の効果をもたらしたものはない。携帯、ソーシャルなどのメッセージ、ゲームなどはとくにドラッグと同じくらい病み付きになってしまう。

6時間未満の睡眠が脳を弱くし、意志力が低下。睡眠が大事だとわかっていても、Facebook、メールなどの誘惑に負ける。睡眠時間を増やすという目標を「やらない力」でうまいくコントロールする必要がある。

人は気が散っているときほど誘惑に負けやすい。誰かの電話場番号を思い出そうとしながらデザートを選んでいる学生はフルーツよりもチョコレートケーキを選ぶ確率が50%も高い。うわの空で買い物をしている人は転倒販売にひっかかりやすい。考えで頭がいっぱいになると長期的な目標を忘れ、衝動的な選択をする。

運動による疲労は筋肉疲労によって起きるのではなく、脳の中にある慎重なモニターが極度の疲労を防ごうとして起きている。アスリートは、最初に疲労が襲ってきても実際には限界がきたわけでないことがわかっているため、気力でのりきる。意志力のあるアストリートは自己コントロール力の低下は見られない。

運動すれば脳が大きくなる。運動プログラムが、患者の意思力、自制心の強化に発揮。ダイエット中の参加者にチョコレートを進めたり、禁煙者にタバコを勧めたりしてもあまりほしがらなくなった。

腹が減っていると危険を冒してしまう。株の売買で昼前にの買い注文で失敗。ダイエット中の人は宝くじに投資してしまったり。

人は目標にふさわしい行動をとる機会がおとずれただけでいい気分になってしまい、実際に目標を達成したような満足感を覚えてしまう。ファーストフード店の実験で、「メニューにサラダ系があるだけで、逆にジャンクフードの注文が多くなる」という現象からもわかっている。レジに並んでいる時に「サラダとか健康的なのもいいなぁ」と思うだけで、なんだか安心してしまい、注文する段になると「バーガーとポテト!」と頼んでしまう。

誰かのためにプレゼントをした人は、よいことをした気分になって、自分にも何かを買う。バーゲンで目玉商品をゲットした人はものすごく得をした気分になって、つい買いすぎる。ダイエットをしている人がハンバーガーにサラダをつければ安心と思って食べてしまう。

人は何かよいことをすると、いい気分になります。そのせいで、自分の衝動を信用しがちになります。悪いことをしたってかまわないと思ってしまう。人種差別的な態度について学生らに質問した後、正反対の差別的になる。

2つのどちらかのボランティアをやってみないかと訪ねたあと、参加申し込みをしたわけでもなく、どちらの活動をしようかと考えただけで、被験者はなぜかした気になり、ご褒美に買い物をしたい気分になる。

エコ活動が罪悪感を鈍らせる。環境にやさしい商品を購入した人たちに、正解するごとにお金をもらえるテストを受けてもらったところ、カンニングをする傾向が見られた。環境にやさしい買い物をしたせいで気が大きくなって、なぜか平気で嘘をついたり盗んだりしてしまう。

最も一般的なストレス解消法はほとんど効果がない。気分が落ち込んでいると思いがけないかたちで誘惑に負けてしまう。女性は不安を感じたり落ち込んだりするとチョコレートを食べることが多い。喫煙に対する恐ろしい警告表示のせいで、禁煙車はかえってますますタバコを吸いたくなる。毎晩ニュースをみているせいで、なぜか太ってしまう。コカイン依存者の人が家族のケンカによって、脳の報酬システムが活性化して、コカインが猛烈に欲しくなる。

参加者に自分の死について考えてもらったところ、買い物リストが長くなったり、お甘い物や好物を普段よりよけいに買いたくなる。悲惨なニュースをやめたら夜食が減る。

人は一度失敗するともっとダメになりたくなる。ポテトチップスを2、3枚つまむつもりが、いつのまにか食べてしまう。
多くの人は自分を変えるための目標に向かってねばり強く努力を続けるよりもかんたんに目標をあきらめてはまた決心するということを繰り返してしまう。10分まつ10分ルールで我慢する。4歳児など食べ物を待てる子の方が成績も良い。

アメリカ人の34パーセントは老後のための貯金をまったくしない。人々が将来のために貯蓄をしないのは、まるで他人のためのような感じがするから。自分と将来の自分が密接につなっがていない。バーチャル体験で将来の自分を見ると貯金が増える。将来の自分と結びつきが弱い人はあとにおくることを想定せずに、サギやうそをつく。

肥満は感染する。他人の欲求を自分の欲求のように感じる。他人の行動を本能的にまねしてしまう。バーで女の子をひっかけた男の話をよんだ男子学生は、実験室に顔を出した魅力的な女性にやけに親切に対応する。ルール違反も感染する。駐車場にカートがいくつもおきっぱなしになっているのを見て、自分もやる。税金をごまかしている人の話をきくとまねる。実際に見ていなくても聞いた話も感染する。仲間がやっていることは自分もやったほうが賢明だと判断する。メディアによって、私たちがますます怠け、道徳観念が弱まり、不健康になっている。

禁じられた恋ほど燃える。恐怖や欲望を打ち消そうとすれば、ますますそれが真実のように感じられる。皮肉なリバウンド効果。コントロールすようとすればするほどコントロールできない。この章はよまないで、考えないと言われるとそれおを実行してしまう。ダイエットは体重を増やす行為、ダイエット中に浮気をする傾向も。

企業の広告、CM、ショッピングモール、カジノなどのドーパミンを刺激する戦力を見抜かなければならない。

瞑想、呼吸で意思力の保有量が増える。「やる力」ではなく「やらない力」をコントロールする。

スタンフォードの自分を変える教室