波瀾の時代の幸福論

深い自己啓発的な本です。

「波瀾の時代の幸福論」

「自分のために何をなすかではなく、社会のためにどんな貢献をするか」であり、決して自分さえよければ他人はどうでもよいという話ではない。やはり大切なのは「人格」や「人間性」なのだ。ビジネスの世界では、計算できるものを重視するあまり、信頼し、信頼されるということを大切にしなくなった。幸福を決めるのは金ではなく、次の三つの要素の組み合わせなのだそうだ。

第一は自主性。自分の人生を自分で決められる度合い、すなわち「自分のことを自分でする」ことができる能力の度合いだ。

第二は、ほかの人間との関係を維持すること。家族への愛情や友人や同僚がいる喜びや、人生のあらゆる場面で出会う人々に心を開くことだ。

第三は、能力を活かすこと。神に与えられた才能や自分で獲得した才能を活かし、学びたいと考え、学ぶ努力をすることだ。

波瀾の時代の幸福論 マネー、ビジネス、人生の「足る」を知る