謙虚に自慢する

お笑い芸人のパトリック ハーランさんの本ですが、話が面白いですね。アメリカのハーバード大学を出て日本でお笑い芸人。相模女子大学客員教授もやられており、難しいビジネス用語も日本語でしっかりしゃべられているのはすごいです。

ツカむ! 話術
移民の国の人が集まるアメリカ人は、文化の違う人にでもうまく説明することができるが、空気は読めない。日本人は、聞き上手で空気を読んで理解することができる。日本人の聞き上手とアメリカ人の話上手を組み合わせる。
日本人は、自己アピールが苦手で自慢しているように捉えられる。謙虚的な自慢がいい。例えば「うちの奥さんは料理がうまいけど野菜中心で、パンチがものたりないんだよなー。カロリーとか気にしているし。モデルさんと結婚しなければよかったなー」など。自慢しているが、嫌みっぽく聞こえないようにする。

相手を論破すると相手が傷つく。相手の論点を理解して、相手の価値観を認めて話す。相手が環境保護を優先している方であれば、ビジネスの主張をしてもわかってくれない。妥協点を見つけ出す。 

ツカむ! 話術 (角川oneテーマ21)