お金持ちになる「超」不動産投資のすすめ

著者は「金持ち父さん貧乏父さん」を書かれているロバート・キヨサキ氏の不動産についての元アドバイザーです。金持ち父さん、貧乏父さんシリーズが好きな方は、いいかもしれません。アメリカ不動産に興味がある方には面白い本かもしれませんが、この考え方は、日本の不動産でも使えそうなので、読んで損はないと思います。

お金持ちになる「超」不動産投資のすすめ
日本の人々にとっても、自国の不動産に投資するのは、必ずしも楽ではなかったはずだ。これは、私の想像だが、不動産に課税されるという重い相続税が主な理由ではないだろうか。

物件が正当な価値よりもはるかに安く売られているのに最もありがちな理由は、離婚である。物件が市場価格をはるかに下回って売られる原因としては、査定を受けない、というのは驚くほどよくある。今見たような離婚の状況で、人々が急いでいるケース。所有者が自分ですべてわかっている、と思い込んでいるケース。亡くなった遠くに住んでいた祖父の家を早急に売り払うケース。

不動産をリファイナンスすると、まずお金が入ってくるが、これには、時間をお金と交換するときのように何の労力もかかっていない。それから、納税義務もない。次に、この無税のお金を自分が欲しいものに使う。さらに、自分で稼いだわけでもなく、単に銀行から手に入れてお金の利息を支払うことで、税制上の優遇措置が受けられる。最後に、資産を減価償却してさらなる優遇措置を受けることができる。

物件の所有者として、固定資産税、保険料、維持費、害虫除費、管理費、その他さまざまな費用を負担しなければならないが、プラスの面のとしての節税効果ががる。家財、備品、付属品、ランプシェード、カーテン、ブラインド、換気扇、食洗機、コンロ、冷蔵庫、洗濯機、床敷き、防水システム、配線、水回りといったものすべて。は通常、およそ20%から30%とかなり高い償却率で償却できる。減価償却とは、節税のため、一セントの支出もせずに収入から控除することができるものだということを覚えておいてほしい。

株が不動産より平均から大きく変動する理由の一つは、常に新規の会社がつくられる一方で既存の会社が倒産しているからだ。

時として、他の場所で投資したほうがはるかに良い場合にも、人々はかたくなに自分の住む町や市で投資することに取りつかれる。

所有者が軒先に看板を立て、そして、自ら広告を掲載している場合、物件が不動産会社のリストに載った場合と比べて、競争は少なくなるだろう。このように直接売ろうとする所有者に連絡を取ると、不動産会社が入った場合に受けると思われるほど多くの問い合わせは受けていないだろう。したがって、あなたの買付証明は歓迎される確立が高い。

1、一人のエージェントに執着しないこと。2、エージェント自身が投資家であること。
「投資物件を扱うのに最もたけたエージェントは誰ですか?」と尋ねるのだ。あまりにも反応が鈍かったり、きょとんとされたら、別の不動産に行こう。もし誰かが、それは自分だと名乗りでたら、「今ある物件リストの中で、最も優良な投資物件はどれすすか?」と。「室内の装飾が凝っている」とか「近所の人柄が素晴らしい」といようなことを言われたら、別の不動産会社へ行くべきだ。同じ言語を話さないエージェントにはイライラさせられるだけではなく、あなたの投資の妨げになりかねない。

契約書に小切手を添付してしまうのだ。売り手が署名しなければ小切手を決済することはできないし、署名すれば、どのみちあなたは小切手を切ることになるからだ。しかし、契約書に添付された小切手が放つ心理的な影響力は驚異的である。

不動産の価値を大きく上げるためにできる最も簡単なことは、ペンキを塗ること。郵便受けは、物件を見る時に最初に目に入ってくる部分の一つなので、70ドルほどで新調すれば、金額以上の見返りが期待できる。草を刈って数千ドルを生み出す。木を植える、切る。

入居者候補を面接するのに丸一日ほどを費やす価値はある。良い物件を一つ購入するのに100の物件を見なければならないのと同じように、あなたの物件にふさわしい入居者を見つけるためには複数の入居者候補と面接しなければならないこともある。彼らが退去した後、家は入居したときと変わらず、しみ一つなく清潔なままだった。

業者への支払いを請求書が届いた日にする。業者は間違いなくあなたのほうを選ぶだろう。なぜ人が支払いを遅らせるのか、どうしてもわからない。

不動産で成功するには、まさにそのために体力を養わなければならない。皆賀売る時に買って、皆が買う時にはじっと機会を待つのだ。

世界の不動産投資王が明かす お金持ちになれる「超」不動産投資のすすめ—自己資金ゼロから始める究極の資産形成術