投資の大原則

クリスマスが終わりましたが、今年はサンタクロース相場は起きるんでしょうか。季節による株式相場のパターンは最もっぽい理由がありますが、あまり信じしすぎないのがいいですね。

「投資の大原則」

投資家は最高値の人気株を追いかけ、出遅れ株を投げ売りするなど、いつの時代にも懲りずにマーケットタイミングに振り回されている。投資信託に関する数多くの実証研究から、投資家は高値で買い、安値で売っているということが確認された。つまり、タイミングの判断の悪さが資産を減らしているというのだ。

すべてはお金を貯めることから。投資資金がないことには、リターンが2パーセントだの、5パーセントだの、10パーセントだのといっても始まらない。まずは貯蓄から始めよう。できるだけ若いときからこつこつとお金を貯めていくことは、自分の人生設計をすることと同じ暗い重要なことだ。金持ちになる早道は簡単なことだ。支出を収入より抑えること。

この法則は、学校を卒業したばかりの若者であろうと、大金持ちであろうと、わけ隔てなくあてはなる。
賢く貯めることは精神的にもよい。しかし、それは行きすぎて、ぎすぎすした生活をするということではない。節約しようと思いすぎてもいけない。どうすれば節約が習慣となり、そしてそれを持続できるか、自分に合った方法を探していこう。
節約の真の目的は、あなたが自分の人生において大切だと思う事を達成したり、継続したりすることにある。蓄えがあると、将来したいと思っていた大切なことができる。将来あなたが本当にこうしたい、こんなふうに暮らしてみたい、という夢を実現する手段だと考えてみる

節約にしてもダイエットにしても、成功する人は、自分がそれを成し遂げたときの喜びを、はっきりとイメージできる人である。スリムな人はスリムであることが好き、節約できる人は節約が好き、ということだ。節約をゲームとして考える事である。毎日、自分を律して、いかに誘惑をはねのけるかのゲームとしてとらえるのだ。偉大な投資家として世界中で尊敬されているウォーレンバフェットは、何百億ドルもの資産がありながら、つましく暮らしていることで有名だ。

それでも浪費するのをやめられない人は、次の言葉を覚えてほしい。死ぬよりもつらいことがある。それは、退職後に備えて蓄えておいたお金以上に長生きすることだ。

まさに時は金なり。「若者は若さを無駄遣いにする」。今、自分が知っていることを若い頃に知っていればよかったのに、と悔やむのだ。資産を長期に再投資し続ければ、その合計は、驚くべき額になるはずだ。

株価の「季節パターン」も同様だ。たとえば、クリスマスから正月にかけて、サンタクロース相場というのがよく知られている。だが、このパターンは見つかっても、すぐになくなるはずである。仮に、このパターンがあるとすれば、その利益にあずかろうとして、多くの投資家はクリスマスの前日に株を買い、大晦日の前日に株を売るようになるだろう。あらたな株の売買「パターン」だと思うものがあったとしても、そのパターンを利用して儲けようと思う人たちがいる限り、長続きはしない。

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