「環境生活」が地球を破壊する

「偽善エコロジー「環境生活」が地球を破壊する」 この本は衝撃的でした。かなり売れてるみたいです。

 

レジ袋をやめてエコバッッグにすると、返って石油製品が増え、エコにならない。昔は塩化ビニールだが、今はポリ袋。ポリ袋は、今まで燃やしていたゴムなどの石油の成分を残らず有効に再利用したもの。研究者が苦労して開発した石油再利用の製品を環境のためといって追放するのはどうか。レジ袋がなくなれば、ゴムなどの石油製品を燃やさなくてならない。エコバックは石油製品。結局は、国や企業でマイブックやエコバックでより儲けようとしている。表面上は環境保護といいつつ、利益のための政策である。
温暖化はCO2温暖化では防げない。温室効果ガスが主流とされているが、石油製品をつくったり電気をつかったりすることが温暖化につながる。電気を消しましょう。日本人の温暖化の努力は世界0.3パーセントにすぎないが、世界全体は一年で2パーセント排出量が増えている。諸外国への働きかけの方が優先度が高い。逆に温暖化は防げないので、そうなったときの対策を今から考える。

 

ペットボトルのリサイクルはよくない。生ゴミと一緒にもやすか、なんどもペットボトル使う。ペットボトルは燃やしても有害物質はでない。リサイクルの100本のうち5本ぐらいしか再利用されていない。その他のペットボトルは、燃やされたり、中国などに売り渡されている。自治体は、ペットボトルのリサイクル集めのための税金を国民から多めにとり、それをかなりの安値で中国に売り渡している。

 

昔に立ちもどって物を大切にする。ものを買って増やさないことがエコ。世間や、企業のイメージアップなどのまどわされずに、自分で見極めることが必要。何でもかんでもエコはすばらしいと鵜呑みにすることしてはいけない。

  

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)