へんないきもの

Podcastで聞いた内容ですが、以下の「へんないきもの」を検索すると面白いですよ。私たちが変わった生き物の生き方を見て、なぜこんなことするのかと思いますが、筆者が、「宇宙人が人間をみたらどうしてこんな生き方をしているのだろうと思うはず。自分もハダカデバネズミの用に女王様のために一生穴をほりつづけて、働いているだけではないか、もっと豊かに生きれるのではないか」っという意見が印象的でしたね。

へんないきもの

敵を威嚇するために、目から血を吹くサバクツノトカゲ。血液の3分の1の血をビームのように目から吹く。

新種の深海魚ハープスポンジが見つかった。まるでハープのような形だが、実は肉食

ダルマザメは、まぐろなどの大きな魚をスプーンでくり抜いたかのように肉をえぐりとる。食べ後は、おたまで味噌をとったような跡になる。漁師が大きな魚を打ち上げた時に謎だった。しかし、潜水艦などにも突撃してしまう。

化ける生物がいるが、新種の光るゴキブリは、光って毒虫に擬態する。形をまねるではなく、毒という機能を持っているかのように化ける。

グラスフロッグは、透明になれる。しかし、内蔵だけは透明ではない。もしかして、まだ進化途中かもしれない。完全な生命は存在しない。大人になると透明になり、存在感がなくなる。

ツノゼミは、怒っている蟻に擬態する。セミが蟻に化けるという結果になったのは、回りの環境に適応して生きてきた、進化の奇跡。

ダイオウ ダンゴムシは、深海で死骸を食べる。何もない、光も有機物も何もないところで、死骸を食べるだけ。ゴミ屋敷のような死の世界という場で生態系を浄化している

生き物はなんでいきているのか?次世代を残すため。子孫を残すには、メスに主導権がある。ベニジュケイは、メスをおいかけ、メスは逃げるのを、ひたすら繰り返す。

過酷な弱肉強食の世界で変な生き物もこんなに頑張って生きている。彼らは、何のために生まれ、何のために生きているのか。私達の悩みはなんてちっぽけなんだったかと思う。私たち人間は無駄に知性を授かったがために、余計なことを考えがち。宇宙人が人間をみたらどうしてこんな生き方をしているのだろうと思うのかもしれない。私たちはどうでもいいようなことで苦悩していないで、もっと彼らのように生きれば楽になれるんじゃないでしょうか。ハダカデバネズミは女王様のために一生穴をほりつづける。自分もハダカデバネズミなのではないか?もっと豊かに生きれるのではないか、と自分も一種の動物だと考える癖がついた。

へんないきもの (新潮文庫)