小さく賭けろ

売れる商品か売れない商品かは、世に出してみないとわからないですよね。社内の一人でも欲しいと思ったものは、他の人が売れないだろうと思っても大ヒットすることもありますから、そんな時こそ筆者の「小さく賭けろ」がいいかもしれません。

小さく賭けろ
HPが電卓を作っていたころのお話です。当時、HPが作った電卓は、ポケットに納まるサイズの小さなもので技術的には優れていたのかもしれませんが、相場からするとかなり高額でした。経営陣は、値段について議論を繰り返し、調査会社の権威に市場調査を依頼しますが、「この値段では売れるわけがない」というのが、得た結論でした。しかしHPは、「小さな賭け」の原則によって、一世を風靡することになるのです。それは、「とりあえず1000台だけ作って売ってみよう」という賭けです。

「売れるわけがない」という予測だと、作った分だけ赤字になるのが目に見えていますが、しかし予測は予測。HPは、ミニマムベッドを張り、1000台を市場に出したのです。するとこれが大人気となり、毎日5000台を売り上げるようになりました。ここでいう「小さな賭け」とは、調査会社に「売れない」と太鼓判を押されていたものの、「作る量を小さくしたこと」で、「許容可能な失敗」として、挑戦することができたのです。

小さく賭けろ! 世界を変えた人と組織の成功の秘密

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