育児ママを救え
育児放棄の原因は、携帯電話、テレビ、飲み会などの娯楽が氾濫しているため、子供に時間をさけない人格未成熟の母親といわれていますが、母親達を非難する事だけでは、育児放棄をなくすことはできないそうです。社会全体で母親を援助する必要がありますね。
「ルーマニアの孤児」
ルーマニアの孤児は、養子に与えられた後に、何もストレスを受けず、栄養のとった食事を受けても言語障害などの発達障害が現れた。子供の発育には、3つの要素が必要である。
1、知的刺激。生後から2−3歳までの時期は、知的刺激を受けないと、シナプスのネットワーク自体が消滅してしまい、その再生は非常に難しくなる。
2、過度のストレスを受けない事。食事をあたえられずに、おもつを変えてもらえない状況が長時間つずくとコルチゾールというホルモンが分泌するため、神経細胞が死滅してしまう。
3、スキンシップを受ける事。脳の成長に重大な影響をあたえる。副交感神経を促進し、脳や体の成長をうながす。
1983年から育児放棄が約17倍に増え、親の愛情が受けられない子供達が増えている。育児放棄は証拠がみつけられにくく、まだ報告されていない例がある。
1、相談できる相手がいない事が原因で、ストレスによるコルチゾールが大量に発生してしまう。その結果、脳の海馬の機能低下し、思考に柔軟に対応できなくなる。子供をほったらかにしして外に遊びにいってしまうなど、育児放棄になってしまう。
少子化、核家族が増え、相談できない。夫婦の仲が悪いと妻だけに悩む。人付き合いが苦手な場合は、他の母親と仲良くなれない。友達がほとんどいない。などの社会的変化で母親なストレスが発散できないことが大きな要因となっている。
2、子供が可愛いと思った事がないなど母性が感じられない。子供が生まれて良かったと感じない母親もでてきた。近年、人格未成熟の母親が多く、自分の時間をとられることを嫌う傾向もある。
ねずみの実験から、内息視索前夜の母性のスイッチがはいっていないと子供に愛情がもてなくなることがわかった。それは、親に赤ちゃんを預けるなどして、スキンシップを取らないため。母乳育児が子供に対する愛着のスイッチを入れる。